より幅広い温度帯に対応できるようにJAXAが開発した断熱技術を応用し、断熱ができる「断熱セラミック ガイナ」を開発しました。住宅環境の不満の「暑い・寒い・臭い・汚い・うるさい」などを塗装することによって改善できる画期的な材料です。

塗装すると、断熱性能を発揮し、冬季暖房稼動時に効果的に室内を暖めることができます。メカニズム的には「暖房の熱を受けると塗膜の表面温度が効率的に上昇する」「室内空気との温度差を小さくし、熱の移動を抑える」「赤外線を効率的に放射し、体感温度を上昇させる」機能があり、断熱性にも優れ、塗装面全面を隙間なく覆うことで、効率的に断熱効果を発揮し、冬期の暖房効率の上昇、暖房費の削減にも寄与します。

塗膜表面は、大量のセラミックで隙間なく覆われているため、顕微鏡で拡大してみると、一般塗料に比べて塗膜の表面積が大変大きくなっていることがわかります。表面が大きいほど、効率よく音を反射することができるため、ガイナ塗膜はまず音を反射することで、内部への音の侵入を抑えます。そのため防音効果を発揮し、建物外部からの音の侵入（屋根を打つ雨音など）、内部からの音の漏れを防ぐ効果があります。

紫外線に対してもっとも強いセラミックを多層化しており、通常の塗料の2～3倍の耐久性を持ちます。さらに、断熱・遮熱性能により、建物の膨張・収縮を最小限に抑えることができます。